コーヒーを飲むと発症する頭痛…カフェインと頭痛の関係とは?
コーヒーを飲むと気持ちがスッキリして、集中力も向上しますよね。コーヒーに含まれているカフェインがこうした効果をもたらしているのです。
しかし、コーヒーを飲むと頭痛が起こるという人もいるようです。それはどんなメカニズムが関係しているのでしょうか?
コーヒーを飲んで頭痛が発生する原因って?
コーヒーを飲むことによって、頭痛が起こる原因はカフェインの覚醒作用が脳に影響を及ぼしているからです。
コーヒーに含まれているカフェインは、脳の血管を収縮する働きを持ちます。
そのため飲んだ直後は頭痛というものは発生しないのですが、カフェインの効果が抜けて、血管が拡張したときに、ついでに筋肉も拡張するのでその一環で頭痛が起こるというのです。
コーヒーを飲むと頭痛が治るは本当?!
逆に、コーヒーを飲むと頭痛が治るという話も良く聞きます。全く矛盾するような結果ですが、こちらも正解になります。ただし、偏頭頭痛もちという条件がつきますが・・・。
偏頭痛の人は、常に脳の血管が拡張して筋肉が圧迫されている状態にあります。そのため、脈が打つのと同じタイミングで「ずきずき」と痛むのです。
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血管に血液が送り出されるタイミングで筋肉が刺激されるので、頭痛として感じる訳ですね。
カフェインは脳の血液を収縮する働きがあります。今まで拡張していた血管が収縮するのですから、圧迫されていた筋肉はその締め付けが緩和されるのです。
すると、偏頭痛の痛みがコーヒーを飲むことによって緩和されるので、頭痛が治るということになるのです。
アセドアルデヒドを体外へ排出する
これらとは別に二日酔いで発生する頭痛を和らげる効果が、コーヒーを飲むことで得られるとも言われています。
肝臓がアルコールを分解する過程で発生する物質「アセドアルデヒド」が、体内に蓄積され、血液に乗って頭に運ばれることで頭痛が発生します。これが二日酔いの原因となっているのです。
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アセドアルデヒドを体内から追い出すには、汗か尿として体外に出すしか方法がありません。
そのため、二日酔いを解消させるには水分を大量に飲み運動をして、汗と尿を多く出すことが一番だと言われていますね。
コーヒーには利尿作用がありますから、アセドアルデヒドを素早く体外へ排出する働きがあるので、二日酔い独特の嫌な頭痛を緩和させる効果が見込めるのです。
コーヒーの量を守っておけばデメリットの問題は無し
頭痛を発生させるし緩和をもしてくれるコーヒーですが、摂取量をしっかりと守る必要はあります。
二日酔いだからと言って、大量にコーヒーを飲むと胃が荒れますし、依存体質になります。さらに吐き気などが引き起こされる可能性も0とは言い切れませんから、摂取量は守りましょう。
成人で体重が60kgの人のカフェイン適量は400mgとされています。この基準値以下であれば、問題ありませんのでインスタントコーヒーで換算すれば、150mlで7杯を目安に飲むと良いでしょう。
コーヒーには頭痛を抑える効果も、発生させる原因も担っています。飲みすぎには注意して、上手にコーヒーと向き合いたいものですね。
引き続き、「コーヒーの効果・効能」を紹介していきます↓
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